煎豆屋通信

コーヒーのブレンド(2008/08/22 更新)

お客様からブレンドにはどんな豆がミックスされていますか?と質問が度々あります。コーヒーの味作りで重要な役割を担っているブレンドに関心を示すお客様が増えている事に嬉しさを感じますが、ブレンドを説明する時に切り離すことが出来ないのが焙煎です。 そこで今日からシリーズで、焙煎にも触れながらブレンドについて説明させて頂きます。コーヒーは、銘柄や産地ごとに味の特徴が違う事は皆さんご存知と思いますが、同じ豆でも焙煎によって味が変る事を知っていますか?一般に浅煎りの酸味から焙煎が深くなるにつれて苦味が強くなって行きます。ですから酸味が特徴のモカは浅煎り、苦味が魅力のマンデリンは深煎りと言う風に、それぞれの個性を最大限に引き出す度合いに焙煎をコントロールします。この焙煎を「単品焙煎」、焙煎後にブレンドする事をアフターミックスと呼び、煎豆屋ではゴールデンブレンドとイタリアンブレンド以外がすべてこの方式です。ブレンド作りは出来上った味をイメージする所から始まり、基本になる豆(主役)と味を調える豆(脇役)が互いの長所を引き出し、欠点を補いながら味の幅と奥行きを広げて行きます。     つづく・・・。写真は、やや深煎りサントス(中央)・浅煎りホンジュラス(右)・中煎りコロンビア(左)です。次回は人気のロイヤルブレンド誕生の秘話です・・・お楽しみに!

真夏のコーヒー焙煎(2008/08/08 更新)

今週の話題は猛暑~落雷~停電~そんな毎日でした。この暑さで急増したアイスコーヒーの注文に対応するため煎豆屋の焙煎機は連日4~5時間連続稼動で熱気と煙に包まれています。今日もアイスとホット合わせて約100㎏の注文が入り、停電のリスクが高い午後を避けて早朝から焙煎作業を始めました。この時期が作業者にとっては一番過酷な季節で、排熱のために吹き抜けにした焙煎スペースでも朝から室温は30℃を超え、焙煎豆の冷却を助ける工業用の扇風機がブーンと音を立てて回ります。   午前11時30分(室温37℃)に本日12釜目の焙煎が終りました。 写真は、230℃の釜から煎り上ったアイスコーヒーを取り出す瞬間で作業者は集中している為か暑さを感じていません。

創立記念日(2008/08/01 更新)

20年前の今日(平成元年8月1日)周囲の反対を押し切り15年間のサラリーマン生活に決別して資本金500万円で(株)煎豆屋を創業しました。 時代はバブルの余波を残しながらも景気は緩やかに下降を始めた頃で人生の転機を決断するラストチャンスでした。夢と希望を持って始めたコーヒー屋の仕事でしたが、異業種への転職はそう容易い物では有りませんでした。早朝5時から出勤して深夜に帰宅する毎日、軌道に乗るまでに3年の歳月を費やしました。そんな辛かった創業当時の苦労が今では大きな財産(自信)になっています。また、何度か経営の危機も経験しましたが不思議と助けてくれる人との出会いが有った事も忘れられません。写真は、当時50枚以上も手書きして完成したロゴです。下手ですが魂が入っています。 そして今では生涯を掛けて打ち込める仕事を与えられている事に感謝する日々です。