煎豆屋通信

ご協力ありがとうございます(2011/06/27 更新)

6月とは思えない記録的な暑さの日々が続きますが昨日テレビで見た被災地の状況には言葉を失いました。震災から100日も経過してクーラーはもちろん扇風機1台も無い避難所(体育館)、そこで生活されている方々が手にしていたのは「うちわ」と「ハエ叩き」でした。暑さだけなら我慢もできるが大量に発生したハエには参ったと苦笑してインタビューに応える東北の方々の辛抱強さには頭が下がりますが、人間の扱いとは思えない劣悪な環境の避難所生活を見て、如何に政治が機能していないか、遅々として進まない対応の遅さに怒りと情けなさを感じました。そんな中で大きな救いはボランティアの活躍です。宮城県出身の友人で、山小屋「丸川荘」のオーナー只木さんが帰省した折に、自身も被災者でありながら仮設などで生活する人々に無料で食事を提供するボランティアグループとコンタクトして来ました。生きてゆく原点である食の提供を通じて支援のネットワークを広めたいとの事でした。もう一つの救いは皆様の善意です。只木さんと共同制作している「森のランプ」も 大好評で今までに17台制作しましたが、展示と同時に完売状態で予約も頂いております。出来るだけ早く目標の金額を達成してボランティアに直接お届けしたいと深夜まで制作に取り組んでいます。

森のランプ(2011/06/03 更新)

「森のランプ」は大菩薩で山小屋「丸川荘」を営む只木貞吉さんとの共同制作で誕生しました。二人の出会いは20年ほど前、当時おいしいコーヒーを探していた只木さんが、登山を趣味にする私の店を訪ねたのが始まりでした。以来二人の共通点である山を接点にして長く親交を深めてきました。5月の連休に丸川荘を訪ねた時です。今回の大震災で只木さんの郷里である宮城県の被害は甚大で、心を痛めながらも復興支援に尽力する姿に感銘を受けた私の提案で「森のランプ」製作がスタートしました。二人の特技、趣味を活かした木彫りとステンドグラスを組み合わせた「森のランプ」は発光部に色が変化するLEDを使用して、今までに無い独創的なランプ作りに取り組んでいます。そして、「丸川荘」と「煎豆屋」で販売(3500円)して売り上げの全額を義援金とする事に決めました。平成19年に森の名工に選ばれた只木さんの卓越した技術で加工されたケヤキや肥松のランプベースは木材が持つ優しい温もりが感じられます。私が担当するランプシェードはウロボロス社(アメリカ製)のガラスを使い、豊かな色合いが大菩薩の自然を表現しています。ただ、すべてが手作業で製作には大変な手間が掛かります。僅かな台数しか作れませんが自分達に出来ることで少しでも被災地の人々を応援したい、そんな想いを込めて製作しています。「森のランプ」の灯りが皆様の心にやすらぎや豊かさを与えてくれる事を願っています。