煎豆屋通信

ニュークロップ入荷(2012/03/23 更新)

今日は彼岸明けですが甲府では午前10時頃から冷たい雨が本降りとなり標高の高い山では雪でしょう。春が待ち遠しく本当に今年の冬は長く感じますが、日本の寒さには関係なく毎年この時期はニュークロップ(新豆)が続々と入荷してきます。写真は、2月8日に入港したホンジュラスHG(右)と2月21日に入港したタンザニア・ギルマンズポイント(左)でビニール袋に入ったサンプルと同一の豆で有ることを確認します。サンプルは事前にテストローストして味は合格していますが、本番の焙煎では神経を使います。それは、収穫から時間の経過したカレントクロップ(古豆)に比べ、水分量の多いニュークロップは豆も硬く同じような焙煎では角が立った味になってしまう為で、通常よりも蒸し時間を長く取り、煎り上がりをほんの少しだけ深く仕上げます。今日はタンザニアのニュークロップを焙煎しましたが、味が丸くなり過ぎてキリマンジャロ特有の力強い酸味が飛んでしまい満足のいく結果が得られませんでした。明日、再度プロセスを変えた焙煎でチャレンジして味を 調えたいと思います。

「森のランプ」の活動(2012/03/17 更新)

昨年の5月に丸川荘の只木さんと始めた被災地を応援する「森のランプ」の活動は、その趣旨に賛同して協力してくれる方が増えてきました。璃房ステンドグラス東京教室のスタッフの方と甲府教室の先輩Kさんが、それぞれミラーと着物の生地で作ったケースを提供してくださいました。ミラーは7cm角が9枚と10cm角が2枚、ケースは7cm角用が10枚です。写真では質感がお伝え出来ませんが、ステンドグラスのレトロな雰囲気と、着物生地ケースの懐かしさを感じる風合いがとても調和しています。10cm角のミラーは鎖を付けて壁掛け用(1300円)に、7cm角のミラーはケースとセットにして携帯用(600円)にお使い頂けます。今回も売り上げは全額を支援金として被災地で活躍しているボランティア団体にお送り致します。なお、1月から制作していました10cm角の壁掛けミラー20枚は3月10日までに完売して現在追加のご注文分を制作中です。日々の小さな活動も皆様のご協力により少しずつ形になってきている事に感謝し、これからも長期的に「森のランプ」の活動を継続して行きたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。

ブレンドの基本 2(2012/03/02 更新)

3月のお買い得限定品は「ソフトブレンド」にしようと早くから試作を繰り返して味作りを重ねてきました。ブレンド作りのスタートは目標とする味をイメージするのが一般的ですが、今回はネーミングが先行した味作りでした。初めてのお客様がコーヒーを選ぶ時の判断基準で名前から受ける印象は大きく、お求め頂いたコーヒーが想像した味と極端に掛け離れていたら大変なことで、ブレンドの名前には相応の責任が求められます。「ソフト」とは実に責任重大な名前で、「ソフト」から連想する軟らかさや滑らかさをコーヒーで表現することを 目指しました。連日カップテストを繰り返し十数種類の配合から最後に行き着いたのは、前回のコロンビアブレンドと同じ、単一オリジンでロースト度合いだけ変えた2種の豆によるベーシックなブレンドで納得の味が完成しました。ブラジル№2 17-18のミディアムロースト5割とシティロースト5割を合わせたシンプルな配合ですが、味はブラジル豆の特徴である軟らかさが一段と際立ち、間違いなくソフトな印象のコーヒーに仕上がっています。3月末までの期間限定での販売になりますので、この機会に是非ソフトブレンドのソフトな風味をお試しください。