煎豆屋通信

天空にコーヒーの香り(2013/08/08 更新)

盆休み前の繁忙期のさなか、連日のうだる暑さから逃れて休日は趣味の山登りで過ごしています。4日には、八ヶ岳の赤岳(2899m)に記念すべき40年目の登頂を果たし満ち足りた気分で毎日の仕事に励んでいます。当日は溜まった疲れから3時の目覚ましを寝過ごし5時の起床に、スタート時間の遅れから山頂到着は12時過ぎになってしまいました。夏山で眺望が楽しめるのは早朝から午前中まで、昼過ぎは霧に覆われ、夕方から夜半は雷雨が通常のパターンです。ちょうどランチタイムの山頂は50人以上の登山者で賑わっていましたが霧で視界は100m、晴れていれば絶景360度の大パノラマも今は白いミルクの中で想像だけの世界です。でも見えない景色のお陰で見えたものが二つ有りました。一つは足元に可憐に咲く高山植物たち、その種類の多さに改めて驚きました。二つ目は私と同じ単独行の男性が携帯コンロで沸かした湯でドリップしたコーヒーの香りでした。運よく無風だったので芳しい香りが3000mの天空に漂っていた事と手間暇かけた一杯のコーヒーの優雅さに感動しました。山で飲むコーヒー格別です。写真は山頂の岩棚に群生するチシマギキョウの見事に大きな株です。