煎豆屋通信

富士山初冠雪(2016/10/26 更新)

昨日の甲府は最高気温が14℃で夕方から冷たい雨が降り、登山を趣味とする私は山の雪便りを想像していました。今日は朝から晴天で案の定、富士山初冠雪のニュースが流れました。平年より26日、昨年より15日遅く、過去最も遅い1956年とタイ記録と報じていました。ところが実際には1ヶ月前の9月24日に降雪があり、同日夕方に富士吉田市内から市民が雪化粧した富士山をスマホで撮影し、翌日の山梨日日新聞の朝刊に富士山初冠雪?の見出しと共にカラー写真が掲載されました。なぜ平年より早かった今年の富士山初冠雪が60年前の過去最遅とタイ記録になってしまったか、それは「初冠雪の定義」にありました。富士山頂から北西に約40kmも離れた「甲府地方気象台から望観できた時」と条件付きだからです。国内屈指の山岳県である山梨は2000m~3000m級の山々を抱え、甲府盆地からは曇天はもちろん、晴天でも気温が上昇する午後は前衛の山々(御坂山塊)に積雲が湧き立ち富士山を隠してしまいます。特に台風の当たり年だったこの秋は、前線も刺激されて曇りや雨の日が多く甲府から富士山を望観できた日は余り有りませんでした。疑問が残る今年の富士山初冠雪です。写真は15時(気温24℃)に3階の事務所の窓から撮影した富士山です。

コーヒーとアーモンド(2016/10/21 更新)

コーヒー卸し問屋として創業した煎豆屋は焙煎の排煙を考慮し準工業地域にあり、周辺は鉄工所や板金塗装工場などが立ち並んでいます。それでも駅まで3分と近いため近年はマンションも建ち、転勤などで近隣に移り住む世帯も増えています。特に都会から越してきた方々は日常的に徒歩で移動される機会が多いようで、散歩がてらにご来店くださるお客様を度々お見かけいたします。実はお店を営む者としては、ご近所さんがご来店くださる事はとても嬉しいことなのです。お話を伺うと焙煎の煙(臭い)に釣られてと、コーヒーの香りが大きなインパクトになっているようです。そんな中、やはり歩いて毎週ご来店くださるお客様からアーモンドをお土産に頂戴しました。仕事の関係で関東県から転居された方で大好きなコーヒーにアーモンドがとても相性が良いとの事で、素焼きのアーモンドをkg単位で購入されているそうです。アーモンドも近年は収穫量の減少から高騰相場が続いていますが、田舎者の私としては都会の方の食文化レベルに驚くばかりです。とても美味しいアーモンドに感動すると同時に、コーヒーも負けず劣らず互角の美味しさである様に肝に銘じました。

テレビ取材(2016/10/18 更新)

UTYテレビ山梨の取材を受けました。事の始まりは日本航空学園の飛行場管理事務所からの電話でした。私が所属する社会人フライングクラブ(鳳飛行クラブ)の会員で、週末にフライトし平日は近隣の市内でお店を営んでいる人を取り上げたい言う話でした。折角の機会で断る理由もないので快く受けることにしました。ディレクターさんとは事前に大まかな打ち合わが済んでいたので、行き成り本番に入ります。レポーターはインド人のカピル・ミタルさん(男性40歳)日本には20年在住で日本語は完璧で問題ありません。焙煎の撮影(写真)と質問形式の会話から、ドリップしたコーヒーをカピルさんに3種類飲んで頂いてその説明など、コーヒーに関する取材は順調に進みましたが、問題はフライトの話題へ如何に接続するかでした。コーヒーと航空機は全く接点が有りませんから、半ば強引に、的確で迅速な判断能力を要求されるパイロットライセンス取得で得た経験が、会社経営に大いに役立ったと話しました。その後は航空学園の双葉滑空場に移動して、教官同乗のチェックを受けた後、カピルさん、カメラマンさんと盆地内を日没直前まで掛かってフライトをしました。テレビの取材は何回か経験して慣れている積もりでも、飛行中の機内にカメラ2台をセットして録画されながらのフライトは初めてなのでとても新鮮な緊張感を味わい良い経験になりました。放送は25日(火)16:53~UTYです。

源流コーヒー(2016/10/12 更新)

趣味の登山道中で、各地から採取した天然水で淹れて飲むコーヒーは格別の味わいが有ります。今回は南アルプスの鋸岳に登った帰りに釜無川の源流(写真)から持ち帰った水を試してみました。
釜無川は武田信玄が水害対策で築いた信玄堤で有名ですが、その水源は遥か南アルプス北部まで遡ります。信玄堤を下った釜無川は甲府盆地の南で笛吹川と合流して、名前を一級河川『富士川』に変え駿河湾に注ぎます。私たちの命の源でもある水源(源流)とは川が生れる最初の一滴が地表に湧き出す(しみ出す)場所で、どこも人里から遠く離れた深山に有ります。釜無川水源へも徒歩で4時間ほど掛かり、山歩きの経験が無ければ道迷いの恐れが有り危険です。さて気になるコーヒーの味ですが極めて残念な結果で、お伝えするのも辛いのですが味が全く出ません(悪い味は出る)でした。もちろん真水としては素晴らしく美味しい最高の水なのですが、恐らくコーヒーとは相性が悪い強度の硬水と思われます。今までに試した中では甲武信ヶ岳の千曲川水源の水が、また汲みに行きたいベストですが、今後もコーヒーと相性が良い水を求めて、硬度と地質や植生などの関係を調べて見たら登山の醍醐味も更に広がると思いました。

真空パックのコーヒー生豆(2016/10/08 更新)

画像は『今月のおすすめ』COLOMBIA COE 2015の生豆ですが、真空パックされている袋がお分かり頂けますか。
さすがにCOE入賞を果たすコーヒーは違いますね。出荷後の品質(鮮度)維持にまで気配りされているのが伝わって来ます。また、真空機のサイズ(容積)の関係と思われますが、重量は12kgと2回の焙煎で使い切れる所もとても便利です。
ちなみに背後は通常のコロンビア(左)70kgとブラジル(右)60kgの麻袋ですが取り回しがとても大変です。この後ハサミを入れCOLOMBIA COE 2015は初めて日本(甲府)の空気に触れ焙煎機に投入されました。焙煎直後は味が落ち着きませんが、ちょうど連休明けの水曜日頃(4日目辺り)からベストな味と香りがお楽しみ頂けます。

ツユクサ(露草)(2016/10/01 更新)

今日から10月ですが相変わらずの曇りで、今にも降り出しそうな空模様です。本来なら澄んだ青空が美しく爽やかな乾いた空気の中、コーヒーが美味しい季節なのですが、気温は低くても湿度は終日70%を超えていました。
暑さには割と鈍感ですが、コーヒーの煎り上がりに影響する湿度にはとても神経質になっています。今日も週明けから水曜日までの降水確率が高目なので、月曜日分の焙煎を半分ほど前倒しで作業しました。
家庭や職場にあるコーヒーも密閉容器に入れて出来るだけ空気に触れないように、特に粉に挽いた後は湿気を吸収しやすいので要注意です。何時もは梅雨時にご案内する注意事項ですが、今年の秋は様子が違います。店の裏手に鮮やかなブルーがとても綺麗なツユクサが見事に咲いています。来週も台風が接近するようですが、被害が無い事を祈っております。