天気晴朗なれど波高し

2005/03/27(日)

伊豆諸島には、5つの空港が有る(北から大島・新島・神津島・三宅島・八丈島)この日は波浪注意報が発令中で着陸出来なければ引き返す予定で新島に向った。大島、利島を左に見ながら駿河湾を渡り、伊豆半島を越えて外海に出た頃、御蔵島まで見渡せるすばらしい展望が広がるが、西風が強く海面に目を凝らすと高いうねりの中に白い波柱が立っている。写真(同乗者撮影)は、新島空港に東側からのファイナルアプローチ。波打ち際の軽石の白とエメラルドグリーンの海の対比が美しいが、島特有の荒れた気流には細心の注意を要す。 帰路は、大島~箱根~大月のプランで離陸したが、富士山の晴天乱急流を避けて小田原上空2500mにて富士宮経由にルート変更した。
双葉09:45~新島10:40 0+55
新島13:05~双葉14:35 1+30

春に三日の晴れ間なし

2005/03/20(日)

18日、大陸から東西3000kmの大型高気圧が張り出して3連休の晴天を保障したかに思えたが、その後高気圧は分裂して最終的には1024hpの三つ子が誕生した。20日、予定していたロングフライトは諦めて福島へ出掛けた。雁坂峠を越えれば障害物は何も無い、一直線に1時間15分で福島空港に着陸。名物の喜多方ラーメンを食べながら帰りのルートプランを作る、急ぐ旅ではない時間も燃料も充分にある。自衛隊の訓練空域ギリギリに赤城山や妙義山、昨年噴火した浅間山を見ながら佐久を回ってのんびり帰ろう。写真は、桐生市上空1950mからの赤城山、背後に谷川連峰が見える。夜には前線が通過して翌21日は局地的に冬型の気圧配置に、朝から15mの北風が、「春に三日の晴れ間なし」やはり本当だった。
双葉09:35~福島10:50 1+15
福島12:30~双葉14:25 1+55

春よこい

2005/03/06(日)

昨夜の雪は予想外に多かった。4ヶ月も山に入っていないと、つい近くの山でもと誘惑にかられる。同じ頃の茅ヶ岳で吹き溜りの腰までのラッセルに難儀した思い出がある。砂糖を塗した様な雪化粧の昇仙峡から雲の合間を抜け茅ヶ岳に向う。山頂を旋回したがピークにもコースにも人影は無い、山の春はまだ遠い。写真は、観音峠上空1900mから茅ヶ岳(左1704m)と金ヶ岳(右1764m)背後に鋸岳(南アルプス)が見える。
双葉12:00~双葉12:35 0+35