人馬一体の感性

2011/01/23(日)

青空の下で雪化粧の富士山をバックに静岡空港の小型機スポット5A-5に駐機するTAIFUN 17E(JA2369)の白い翼が眩しい(写真)。
ちょうど10年前の今日この機体を譲り受ける事になり、子供の頃からの憧れだったオーナーパイロットの夢が現実になった。
社会人フライングクラブが盛んだった平成の初期、前オーナーはこの機体で全国に80近くある地方空港のすべてを訪ね尽くし、末は福岡経由で韓国の済州島まで飛んだ。
当時クラブには8機の同型機が在籍しており、休日毎に編隊を組んで各地に出掛ける様は圧巻だった。
時には前オーナーの右席に副操縦士として搭乗させてもらい、この機体の特性を知ると共にクロスカントリーフライトの経験を積む事ができた。
あれから10年、270時間のフライトを重ねすっかり馴染んだこの機体のエンジンの音や震動が自分の鼓動として感じられるようになった。
今日は西風の静岡空港を訪ね、帰路は天竜川を溯上し山間部の乱流に揉まれたが人馬一体の感性を、また確かなものとして感じた。
双葉10:10~静岡10:50 0+40
静岡12:20~双葉13:30 1+10