第四回ふるさとの山に登ろう

2013/10/27(日)

紅葉の木々から漏れる秋の日差しも優しく我々を迎えてくれた。
27・28号のアベック台風が予報より早めに東方海上にそれて2週連続の荒天日曜日が回避された。
一週間の順延で参加者が減ってしまったが、春と秋の恒例行事で4回目になる「ふるさとの山に登ろう」が穏やかな秋晴れに恵まれ無事に終了した。
今回はベテランS氏にリーダーをお願いして8名グループで白州の低山には非常に珍しい特異な景観が人気の日向山(1660m)へ、変化に富んだ周回コースを歩いてきた。
日向山の一番の魅力は森を抜けて突然ビーチに飛び出す瞬間で、青空と花崗岩の白が織りなす美しいコントラストは訪れる者に忘れられない印象を残す。
陽だまりの白砂の上にシートを広げ賑やかなランチタイム。ポットに詰め背負った3200ccの湯は重たかったが味噌汁やコーヒーなど温かい飲み物が喜ばれた。
山頂から花崗岩のザレ場を下り錦滝への分岐点にて撮ってもらった(写真)。
矢立石09:10~日向山11:05 1+55
日向山12:05~矢立石14:35 2+30(錦滝経由)

親父と息子の八ヶ岳

2013/10/13(日)

小さい時からよく山に連れ歩いた息子が高校生の頃から毎年恒例で親子二人の八ヶ岳登山を続けてきた。
この7年間で南ヤツの主なピークから北ヤツまで歩いてきて、最後に主峰として八ヶ岳を象徴する赤岳(2899m)を残しておいた。
今までにも登るチャンスは有ったが、天気に納得できず赤岳は絶対に快晴の日にと親父の強い思いが有った。
親の思いが通じたか忙しい息子も天気予報で晴天を知り前夜遅くに帰ってきた。
親父は一週間前に茅ヶ岳の下りで転倒した時に痛めた左膝の調子が悪いが、
山の雪便りも近い。息子も来年は社会人。この期を逃す手は無いだろう。
そして決断。クラッシックルートを登り念願の快晴360度大パノラマの赤岳山頂に二人で立った。
今まで登ったピークはどれも眼下の高さで親子の全山登頂を祝福してくれた。
クサリ場の渋滞で時間を費やしヘッドランプを灯しての下山になってしまったが、二人っきりの夜道で久し振りの親父と息子の会話ができた。
いつかお互い時間にゆとりが出来たら、のんびり小屋泊まりの優雅な山旅をしてみたい。
美し森07:20~赤 岳11:40 4+20(県界尾根) 
赤 岳12:50~美し森18:35 5+45(真教寺尾根)

あざみの歌

2013/10/06(日)

遠い昔にC山岳部の仲間と登った楽しい思い出が残る好きな山のひとつ茅ヶ岳。
登山口として整備された深田公園は自宅から車で15分の至近距離にあり寸暇で登れる裏山として親しんでいる。
曇り空の今日は静かさを期待していたが昨今の登山ブームは凄まじく、駐車場に溢れる20台ほどの先客(県外車)を横目に霧雨のなかを歩き始める。
緩やかな道を20分ほどで舗装された林道を横断して先行者に追い付く。
温まった身体に予想だにしていなかった10月の真夏日、雨上がりの樹林帯は 蒸し暑く大粒の汗が流れる。
尾根に上がっても霧は晴れず風もなく暑さが堪える。
視界の無い頂上で昼食と休憩後に混雑を避けての防火帯尾根コースを下る。
静かな尾根道の夏草が茂るなかにアザミ(写真)がひっそり咲いていた。
C山岳部の時代、仲間の誰かが作った藁半紙にプリントした手書きの歌詞カード「雪山讃歌」「山男の歌」などなど十数曲の中にあった「あざみの歌」その歌詞の深い意味など知る由もなく歌っていたあの頃が懐かしい。
深田公園09:30~茅ヶ岳11:25 1+55 (女岩コース) 
茅ヶ岳11:55~深田公園13:30 1+35 (防火帯尾根コース)