念のため下見

2014/10/26(日)

2週連続の台風で中止になってしまった第8回ふるさとの山に登ろう「瑞牆山」の代替プランで、紅葉がピークを迎える11月3日(文化の日)に昇仙峡の羅漢寺山(1058m)に登ろうとなった。
参加メンバーの顔ぶれにもよるが、計画では獅子平~刀の抜き岩~白砂山~山頂に至り往復コースタイムは5時間の予定になる。
晩秋の陽が短い季節だから早立ちでスタートするが、山頂直下のパノラマ台にはロープウェイが運行され万一のエスケープの手段として心強い。
もう1コースは最短で夫婦木神社に延びる林道で、傾斜も緩く下山コースとして最適と思う。
今日は下見で計画のコースを歩く予定だったが、昼過ぎに降雨の予報が出たので最短の林道コースを往復して山頂とパノラマ台周辺を確認した。
幸運にも天気の崩れは遅く弥三郎岳のピークから眺望を楽しむ事ができた。中央の太刀岡山の向う(写真)に偽八ヶ岳と呼ばれる茅ヶ岳・金ヶ岳・曲岳・黒富士が並ぶ。
夫婦木神社09:25~羅漢寺山10:15 0+50
羅漢寺山10:45~夫婦木神社11:25 0+40

ビバーク寸前

2014/10/19(日)

牧歌的で明るく陽気な乾徳山を過ぎ、笠盛山から黒金山方面に進むとしっとりとした奥秩父らしい深山の雰囲気に変わってくる。
西沢渓谷が開拓された頃に国師ヶ岳に至る主脈縦走路の中間点として賑わった黒金山だったが、鶏冠山林道(西線)の開通で分断され白桧平から下部があまり歩かれなくなった。
訪れる人の少ない黒金山へは白桧平と西沢渓谷の他に青笹と徳和からの4本のコースがあり、どれも長いが今日はハードに登りたいと言うY君の希望で徳和を基点に乾徳山~黒金山~大ダオ~徳和渓谷に下る周回コースを選んだ。
13:45黒金山直下の大ダオ分岐で白桧平からパトロールで登ってきた警察の山岳救助隊のメンバーと出会い、隊長と言葉を交わし下山ルートを伝えた。
大ダオから見た乾徳山の西壁と徳和方面(写真)
幸い天候には恵まれたが、遅いスタートのツケは迫る日没と時間との戦いで沢が始まる山ノ神から下部は、今月の台風18・19号で氾濫した様子で一段と荒れ、何度も徒渉を繰り返しギリギリ日没寸前に砂防堰堤が見えた。
後はヘッドランプで林道を1時間、ビバークも考えた今日の反省点をY君と話しながら徳和に下った。
徳和07:55~黒金山13:10 5+15
黒金山13:40~徳和17:30 3+50

雲海の不思議

2014/10/12(日)

先週は台風18号で第8回ふるさとの山に登ろう「瑞牆山」が流れ、順延になった今週も19号が週末直撃の予報で早めに中止の判断が下った。
しかし、大陸から張り出している高気圧の勢力が強く偏西風も北よりに流れ19号の北上速度が上がらず、県内への影響は13日からになりそうだ。
それにしても今年は夏から天候不順が続き、9月に残暑がなく、10月に青空が少なく、休日の晴天率も低く思うように登れていない。
今日も曇りだが雨の心配は無さそうだから登山口まで車で15分の深田公園から何時もの茅ヶ岳に向かう。
眺望は期待せずに体力維持のつもりで登ったのだが山頂からは下層雲と上層雲の間に北面を除く展望が開け、東は金峰山方面(写真)で右手前に頭を出しているのが曲岳(1642m)と黒富士(1635m)、下層雲のトップは約1500m。
雲海が富士山も南アルプスも近くに見せる不思議な光景が広がっていた。
深田公園10:00~茅ヶ岳11:45 1+45 (女岩コース) 
茅ヶ岳12:15~深田公園13:35 1+20 (防火帯コース)