いつもありがとうございます。
大菩薩峠の北に位置する丸川峠で創作活動を続ける彫刻家の只木貞吉さんから
最近「かんざし」に挑戦していると聞き、山小屋「丸川荘」を訪ねてきました。
桑の木やエンピツの木を彫ったかんざしは思った以上に繊細で、 木目の関係で
完成直前に割れてしまう事もしばしばあるとか。東京のかんざし美術館まで足を運び
研究してきたとあって、只木さんならではの「風車のかんざし」は特に力作で、
羽の数も
縁起を担いで5枚(割れない)と言うこだわりを持っている。
日本に最も古くからある女性のアクセサリーかんざしは、髪に一本の細い「髪刺し」を
挿すことで「魔除け」として用いられていました。ゆかた姿の黒髪にかんざし、ひかえめで繊細な江戸時代の女性の粋を感じます。
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