昨年の夏に満開に咲いたコーヒーの花が沢山の実を付け自宅で越冬して収穫の時を迎えました。チェリーレッドに完熟した実を摘み取り外皮をはいで黄色い果肉をかじってみると、甘い果汁が口の中に広がりました。果肉を水で洗い流すと中心には立派に成長した一対の種子が、パーチメント(内果皮)に包まれて入っています。ご存知だったでしょうか?コーヒー豆とは果実の種のことなのです。サクランボや梅は果肉を利用して種は廃棄しますが、反対にコーヒーは種に価値があるのです。これから一週間ほど天日乾燥をしてカラカラに乾いたパーチメントをはがせば原料豆(コーヒー生豆)の完成です。