10日前に小さな花芽を見つけて以来、亜熱帯の気候を感じさせるコーヒーの生育には 理想的な高温多湿の毎日が続いていました。肥料を与え、水やりを一日おきに増やし毎日楽しみに観察して来ましたが、ついに今朝一度に6輪もが大きく開花しました。色濃くなった緑の葉に寄り添い、まるで砂糖菓子の様な純白の花弁からは甘い香りが漂いトロピカルな雰囲気にしばらく酔い痴れてしまいました。思えばコーヒー屋を始めて20年、コーヒーに明け暮れた6935日の中で今日は特別な一日になりました。それは『 何事も一生懸命に続けて行けば必ず花開く時が来る 』と、初めて自分で育てたコーヒーの花から教わった事です。次回は真っ赤に熟したコーヒーの実をお伝えしたいと思います。