コーヒー業界はスペシャリティー・コンビニコーヒー・サードウエーブ・・・何かと話題が絶えないコーヒー人気が続いていますが、コーヒー店を営む者として確かな情報と、溢れる情報の中から消費者が本当に求めているコーヒーは何なのか考えてみました。私がコーヒー屋を志した30年前はパソコンも携帯も無い時代でしたから、情報源は書籍が主体で下調べした都内の有名店を休日を利用して何件もハシゴしました。特に気になる店では2杯3杯、さすがに1日歩いて15杯以上もコーヒーを飲むと味覚神経は麻痺して急性カフェイン中毒で具合が悪くなった事も有りました。今ではネットでお金も掛からず居ながらにして色んなお店を覗くことが出来ますが、この疑似体験でどれだけの内容が理解できるのか甚だ疑問です。やはりお金と時間を使って、店を訪ね、現物を見て触れて、コーヒーの味はもちろんオーナーの人柄なども含めて五感で感じる事がことが重要と思います。私も長くコーヒーの仕事に関わって来て、今度は私が確かなコーヒーをお伝えする時期だと思いコーヒー教室を始めました。初回から高度な技術を要するサイフォン教室でしたが、初心者でも失敗しない裏技を惜しみなく伝授させて頂きました。コーヒーの楽しさと何か新たな魅力を感じて頂けたでしょうか。次回は27日、詳しくはイベント情報をご覧ください。