5月29日、挿し木で栽培して5年目のグアテマラ産(樹高1m)に初めて花が咲きました。3日前から5mmほどの蕾が膨らみ始め、今朝12輪が一斉に開花しました。純白の砂糖菓子のような花です。その花弁からはジャスミンティーや沈丁花を思わせる芳醇な香りが漂い、部屋中が優雅な雰囲気で満たされています。残念なのは一日花であること。仕事を終えて帰宅する夜には萎れてしまっています。ゆえに実(コーヒー)を付けるための受粉のチャンスは限られた時間しかありません。だからこそ強力な香りを放ってアリや蜂などの昆虫を呼び寄せ、受粉を促していると理解しています。さて種から栽培しているコーヒーの子供たちですが、剪定作業から2週間が経過したので施肥を行いました。今回は液肥でなく、顆粒をほんの少しだけ慎重に与えました。後3年は長い歳月ですが、この子たちにも写真のような花が咲く日が来ることを願っています。