あくまでも私の主観ですが、コーヒーの味を左右する要素を素材5:焙煎3:抽出2と考えています。どんなに優れた焙煎や抽出であっても、素材(生豆)が粗悪品であったら50点、いやそれ以下のコーヒーしか出来ないと考えています。そんな重要な要素である素材選びは生豆サンプル(写真)集めから始まります。でも、20年間この仕事に携わってきましたが生豆だけを見て良し悪しを判断できる程には至っておりません。経験的、直感的に良さそうな生豆を1B/K(約60kg)実際に購入して自分なりの焙煎でテストしていきます。今回はマンデリンとキリマンジャロを選んでいますが、なかなか納得のいく豆が見つかりません。これから本格的なコーヒーの需要期を控え焦りも感じていますが、専門店としてのプライドに賭け妥協する事なく吟味しています。