令和元年8月1日に創業30周年の記念にコーヒーの種を蒔いてみました。
今までにも何度かチャレンジして失敗を繰り返した種からのコーヒー栽培に真剣に挑みます。
「蒔かぬ種は生えぬ」ですが、さて上手く行くでしょうか?
7月26日に輸入商社にお願いしてあったコーヒーの種がブラジルの農園から届きました。現地から本物の種を取り寄せたのは、完全に成熟した実から採取した種が欲しかったからで、今まで発芽しなかった原因が種の未成熟と考えたからです。
さらに専門書も購入して調べてみると、理想的に成熟した種の発芽率は収穫から3か月以内が95%と高いものの、9か月後には25%まで落ち、15か月も経つとほぼ0になるとありました。また発芽のために最も重要な条件が気温で、昼夜の平均気温30℃が必要で、良好な自然条件であれば種子は3~4週間で根がでます。
今年の梅雨は長く、7月29日に昨年より30日も遅く関東甲信で梅雨明け、甲府の厳しく暑い夏がスタートしました。これから連日35℃以上の猛暑日は当たり前で、コーヒーの種蒔きに絶好のチャンスです。種まき用ポット16個にコーヒー豆(パーチメント)を土の表面から1cmほどの深さに、平らな方を下にして埋めました。
水やりは毎日欠かさず、日中はブラインドで遮光して暑くなり過ぎないように管理し、夜間も25℃以上の熱帯夜が2週間続きましたので風通しを心掛けました。祈る気持ちで観察する毎日、そしてついに8月29日(種をまいて29日目)一番早いコーヒーが地表に顔を覗かせました。