今は秋から冬の本格的なコーヒー需要期を控えて原材料の豆を大量に調達する時期なのですが、エチオピア産モカの残留農薬による輸入禁止をはじめ目まぐるしく変化する世界情勢に翻弄される毎日です。ご存知のようにコーヒー豆は100%輸入品ですから、アメリカ経済の変動の影響(為替・投機マネー・商品相場など)をまともに受けます。また、地球温暖化による環境の悪化でコーヒーの品質も変化して価格は高騰、品質は低下という大変残念で悩ましい状況に至っています。せっかく伸びてきた日本のレギュラーコーヒーの消費を維持し、さらに拡大させる為には煎豆屋の様な地域密着ロースター(焙煎業者)の頑張りが不可欠と考えます。写真は吟味を重ね選りすぐったコーヒー生豆で、一粒一粒に魂を込めて焙煎して行きます。今日も、お客様からの「おいしい」を励みにコーヒー作りに奮闘しています。