昨年の秋に発売しましたOne Cafe ミディアムが増産体制に入り、充填加工を委託している横浜の工場へ立会いの為に出掛けました。パッケージの状態や残留酸素の検査などを確認した後に、出来立てのミディアムの試飲テストのためテイスティングルームに入室したとき目に留まった物がありました。それはJALマークのラベルが貼られた缶でした。聞くとジャンボの機内サービス用のコーヒーでJALのジャンボ機は今春すべて 退役するのでもう直ぐ製造も終了するとのことでした。その後、品質管理室に移動して見せて頂いたのが実際のジャンボ機に搭載されているコーヒーメーカー(許可を得て写真掲載)です。 コーヒー粉280g入りの缶をセットしてレバーを押し下げると、上面に小さな穴が一つ(湯の入口)下面には剣山の様な物で多数の穴が開き、缶がドリッパーの役目をして抽出され下部のタンクに溜まります。ちなみにペーパーフィルターは使われていないそうです。極めて合理的な構造に作られていて、狭い機内での作業性重視の設計に感心させられました。