6月とは思えない記録的な暑さの日々が続きますが昨日テレビで見た被災地の状況には言葉を失いました。震災から100日も経過してクーラーはもちろん扇風機1台も無い避難所(体育館)、そこで生活されている方々が手にしていたのは「うちわ」と「ハエ叩き」でした。暑さだけなら我慢もできるが大量に発生したハエには参ったと苦笑してインタビューに応える東北の方々の辛抱強さには頭が下がりますが、人間の扱いとは思えない劣悪な環境の避難所生活を見て、如何に政治が機能していないか、遅々として進まない対応の遅さに怒りと情けなさを感じました。そんな中で大きな救いはボランティアの活躍です。宮城県出身の友人で、山小屋「丸川荘」のオーナー只木さんが帰省した折に、自身も被災者でありながら仮設などで生活する人々に無料で食事を提供するボランティアグループとコンタクトして来ました。生きてゆく原点である食の提供を通じて支援のネットワークを広めたいとの事でした。もう一つの救いは皆様の善意です。只木さんと共同制作している「森のランプ」も 大好評で今までに17台制作しましたが、展示と同時に完売状態で予約も頂いております。出来るだけ早く目標の金額を達成してボランティアに直接お届けしたいと深夜まで制作に取り組んでいます。