日頃から暑さ寒さはあまり意識しないようにしていますが、やはりこの冬の寒さは尋常ではないようです。休み明けの今朝(甲府の最低気温−6℃)は焙煎機の排煙サイクロンに備えられていますチャフ(渋皮)を流すためのシャワーの配管が凍ってバルブを開いても水が出ませんでした。室内の配管で保温材が巻いていない箇所ではありましたが、以前は洗濯工場だった建物なので口径の太い配管で水圧も高く破裂したら大変、元栓を閉めて予備のストーブも焚いて機械周辺を暖めます。焙煎機の操作盤のデジタル温度計は002℃を表示し、ドラムの軸受けベアリングのグリスも固まってスムースに回転しません。これらの予期せぬトラブル対応で釜の予熱に時間が掛かり通常の1時間遅れで今日の焙煎作業がスタートしました。創業以来23年目の冬にして初めての出来事に驚きと共に、改めてこの冬の厳しい寒さを実感しました。写真は昨年の盆休み8月14日に余りの暑さに疲弊した荒川コースの上部から見上げる金峰山の五丈岩と、積雲が湧き上がる真夏の空です。