今日は彼岸明けですが甲府では午前10時頃から冷たい雨が本降りとなり標高の高い山では雪でしょう。春が待ち遠しく本当に今年の冬は長く感じますが、日本の寒さには関係なく毎年この時期はニュークロップ(新豆)が続々と入荷してきます。写真は、2月8日に入港したホンジュラスHG(右)と2月21日に入港したタンザニア・ギルマンズポイント(左)でビニール袋に入ったサンプルと同一の豆で有ることを確認します。サンプルは事前にテストローストして味は合格していますが、本番の焙煎では神経を使います。それは、収穫から時間の経過したカレントクロップ(古豆)に比べ、水分量の多いニュークロップは豆も硬く同じような焙煎では角が立った味になってしまう為で、通常よりも蒸し時間を長く取り、煎り上がりをほんの少しだけ深く仕上げます。今日はタンザニアのニュークロップを焙煎しましたが、味が丸くなり過ぎてキリマンジャロ特有の力強い酸味が飛んでしまい満足のいく結果が得られませんでした。明日、再度プロセスを変えた焙煎でチャレンジして味を 調えたいと思います。