立春を過ぎた後の寒さを余寒と呼ぶそうですが、県内で昨日の最低気温一番を記録した山中湖では氷点下17℃まで下がり日中も氷点下の厳寒の一日でした。コーヒー屋には一番の繁忙期ですが、この時期、早朝の室温は5℃で原料(生豆)も5℃まで冷えています。釜も当然のように冷え切っていますから、予熱時間も夏の2倍の40分も掛かります。生豆を投入してシリンダー温度が下がり切った所(中点)を同じにするためには最大火力を必要とします。外気温(室温)が低い為に焙煎時間が長くなりがちですが経過する温度カーブが夏と同じになるように積算計を頻繁にチェックし、火力と排気のコントロールが求められます。写真はコーヒー焙煎用に理想的なBREITLINGの30分積算計、2分40秒(中点)の重要なチェックポイントで作業に集中して寒さを忘れる瞬間です。