「徹底的に好きなことに没頭したい」
登山とフライトの合間に仕事をする。
そんな暮らしが目標です。

日本百名山の百一座目として全国から多くの百名山ファンで賑わう茅ヶ岳。その代表的な登山口（深田久弥記念公園）は自宅から車で１５分の至近距離にある。初めて登ったのは４０年以上も前、C山岳部の時代で以来一番身近な山として親しんでいる。今日はしばらく続いていた寒気が緩み最低気温は－１℃ほど、夕方からは崩れる予報だが風も無く昼過ぎまでは晴れるようだから筋力維持のため軽く登ることにした。ただ、県内は成人の日の連休にまとまった降雪があり、その後は気温の低い日が続いていたので雪の状態が心配になり、念のためスパッツと新調した軽アイゼンを持参した。それでも茅ヶ岳への深田公園からのコースは日当たりの良い南斜面なので雪解けは早く、女岩から先のブナ林に部分的に凍った所が有ったがアイゼンは不要。問題は森を抜け尾根に上がった後で、雪解け水が流れ、岩場は良いが土が露出する部分は泥んこ状態で、思いのほか時間を費やす。３６０度の展望が広がる山頂は若いカップルが一組だけ、邪魔にならないように出来るだけ離れて弁当を広げる。何時も下る防火帯尾根は、過去に泥だらけになった経験を思い出し往路を戻った。山頂から北方に金ヶ岳と八ヶ岳（写真）至る所にレンズ雲が浮かぶ。