第40回ふるさとの山に登ろう

2022/03/27(日)

クラブ山行40回目は明け方に雨が上がって急速に天気が回復した。総勢6名が8時に集合、途中で向嶽寺の駐車場を確認して、9時前に玉宮ザセンソウ公園の市営駐車場に到着する。今日は午前中に34/甲斐百山・小倉山を、下山後に慈雲寺の大イトザクラを見学して、午後から35/甲斐百山・塩ノ山を計画した。スタートして直ぐ、甲州市が整備した群生地は木道と鹿除けの電気柵で保護され、ザゼンソウ最南端の生息地を守っている。のんびり散策しながら南西に視界が開ける山頂に着く。残念ながら富士山も南アルプスも雲が湧いて見えないが、塩山の中心市街地に午後から登る塩ノ山(写真)を見下ろす。下山路はメンバーの足慣らしも兼ね、上条山を越える尾根を歩く周回コースとした。満開になれば見事な慈雲寺の桜は三分咲き、またも残念だ。気を取り直して第2ラウンド塩ノ山の登山口になる向嶽寺へ、何とこちらでは満開のしだれ桜が迎えてくれた。本で紹介されている反時計回りにスタートする。塩ノ山はスケール的にも甲府の愛宕山のような存在で、地元の市民に里山として親しまれている。生前、塩ノ山で開催された田部井淳子さんの登山教室がテレビ放送されて以来、念願の塩ノ山にクラブの仲間と登ることができた。 TX
駐車場09:10~小倉山10:00 0+50
小倉山10:15~駐車場11:35 1+20(上条峠経由)
向嶽寺12:45~塩ノ山13:25 0+40
塩ノ山14:05~向嶽寺14:35 0+30

33/甲斐百山・棚山

2022/03/20(日)

山梨市の棚山(1171m)標高差497m、健脚度☆困難度★を登る。甲斐百山に選定されている棚山の存在を知ったのは1月に静岡の男性が山頂から兜山へ向かう途中で日没になり、行動不能で救助要請する事案があったから。地図を開くと北の帯那山と南の兜山に挟まれた中間点にあり、太良ヶ峠とほったらかし温泉から登路がある。本を読むと標高800~900m付近にかけてカタクリの群落が随所に広がっているようだ。好きな花のひとつカタクリの開花期間は約1週間ほどと短い。しかも陽が当たると花弁が美しく反り返るが、陽が陰ると萎んでしまう。天候や気温の影響によって理想的な開花を見るチャンスは限られている。棚山の群生地は日当たりが良い南東斜面だから今月下旬を予想していた。それが14日に甲府で昨年より半月も早く夏日を観測したから気が気でない。第三日曜日の地域の清掃作業を終え、ほったらかし温泉に向かう。前回の反省を踏まえ、事前にネットで下調べをして来た。それが今日のコースは良く歩かれているようで、入口はもちろん随所に看板が設置されている。テープ、ペンキもうるさいほど有り拍子抜けする。道も明朗で急傾斜にはトラロープが張られ良く整備されている。林道終点から程なくして小さな沢を渡り、高度計で840m、カタクリの葉を見つける。周囲を見渡すとブナの落ち葉が堆積した明るい斜面いっぱいが群生地になっている。残念ながら少し早かったようだが、咲けば見事だろう。直ぐの分岐を本の案内通り左折して重ね石コースを登る。急坂だがグングン高度が上がり左手に甲府方面と南アルプスが見えてくる。結構急で長いとあった前コブからの最後の登りも呆気なく終わり、好展望が広がる山頂に立った。東に来週クラブで登る塩山の市街地に浮かぶ塩ノ山(写真)を見下ろす。帰路も群生地を探し、つぼみを一株だけ見つけた。 TX
温泉10:10~棚山11:40 1+30(重ね石コース)
棚山12:15~温泉13:30 1+15(山の神コース)