大菩薩連嶺の魅力

2010/04/25(日)

百名山ブームの登山者で賑わう大菩薩連嶺も主要のコースを一歩外れると俗化されていない静寂があった。
介山荘から熊沢山への急坂に取り付くと明らかに踏み跡の様子が違う。北面で日陰のためか数日前に降った雪が残り冷気が漂うが、それも僅かでピークを越えて南面に飛び出すと、一面に明るく伸びやかな笹原のカールが広がっていた。
見下ろす石丸峠(写真)からは、東に小菅村に延びる牛ノ寝通り、南に小金沢山を経由して笹子まで続く主稜線が、その大らかな起伏を描く。
それにしても静かで、少し前までの喧騒が嘘のような静寂があり、小さな迂回路で大菩薩連嶺の魅力を再発見する大きな収穫があった。
09:50上日川峠~(唐松尾根)雷岩~大菩薩嶺~大菩薩峠~熊沢山~石丸峠~上日川峠15:50