「徹底的に好きなことに没頭したい」
登山とフライトの合間に仕事をする。
そんな暮らしが目標です。

コロナ対応に追われストレス限界の日々が続く。緊急事態宣言が一部で解除になる今日は２週間振りの休暇を取り山に向かう。さて何処に登ろうか。ネットの林道情報を検索すると、登山も自粛対象になっていた為、各登山口に向かう林道の交通規制も続いているようだ。考えている時間が惜しいのは朝から雲一つない五月晴れが広がっていて、グズグズしていたら昨日のように黄砂が飛んで来て空を汚してしまうから。迷った時は自身の山への原点である大切な場所に行くことにしている。夜叉神の森Ｐには山梨ナンバーが１台だけで閑散としている。簡単な身支度で直ぐに歩き出す。思えば１月２日にこの道で雪を踏んで以来の登山だ。Ｃ山岳部の時代に何度も通った思い出の道を、ゆっくりと噛みしめるように歩いて峠に着く。何時もは賑やかな峠の展望台も誰も居なくて寂しいが、文句なしの絶景（写真）が迎えてくれた。４０分もくつろいだ後は西隣の高谷山（１８４２ｍ）に向かう。程なくして着いた山頂は樹間から甲斐駒が覗き、僅かな距離での景色の変貌が面白い。帰路は桃ノ木温泉方面へ急降下して、苔むした岩混じりの痩せ尾根をシロイワカガミを見て桧尾峠へ下りる。ここで尾根を離れて山腹を北東へトラバース気味に下り夜叉神トンネル東口に戻った。（この下山路は踏み跡が薄く、倒木や崩落もあり初心者だけでは要注意）