公開ハイク櫛形山

2024/10/20(日)

毎年秋の恒例行事になっている山の会が主催する公開ハイキング第7回が櫛形山で開催された。寒冷前線の通過が遅れた影響が残る霧雨の伊奈ヶ湖に総勢25名が集結した。相乗りでみはらし台に移動し、3班に別れスタートする。森の中に入ると木々の葉に溜まった霧が雨のように降ってきて、堪らずカッパを着る者もいる。北尾根には大量の栗とドングリが落ちていて濡れた落葉と相まってよく滑る。悪条件の中、2時間を費やしアヤメ平に着き花が終った木道を散策する。天気は回復に向かい青空も見えだしたので裸山からの白根三山に期待が膨らむ。それが残念なことに下界から湧き上がる雲に閉ざされ、一瞬微かに頭が見えるだけ。この時期の楽しみを探して櫛形山に向かうとチラホラと紅葉(写真)が始まっている。雨上がりの澄んだ空気の中、太陽の光を透かして見る美しい色合いは格別だ。今年の一般参加者は6名と少なかったが、その分きめ細やかな対応が出来たと思う。TX
みはらし台07:50~櫛形山12:10 4+20
櫛形山12:50~みはらし台15:45 2+55

権現岳のピースサイン

2024/10/13(日)

昨年9月に登った天女山から権現岳に今年も登ってみた。八ヶ岳に数ある登山コースの中でも比較的ロングコースで歩き応えがある。天気は高気圧に覆われて快晴が約束され、登山口駐車場はマイクロバスなどで7割と賑わう。八ヶ岳登山こだわりのGO GOGO5時55分にスタートする。直ぐの天ノ河原の展望台から東にご来光を見る。今日の目標タイムはCTの8掛け230分と控えめにする。前半の前三ッ頭までは変化に乏しい単調な道が続く。先行する若者グループを何組も追い越して、朝露に濡れたクマザサの露払いを買って出る。余りに調子が良いので15年前の記録205分を狙いギアを上げた。ところが直後に左ふくらはぎに痛みが出た。こむら返りが起こりそうな症状に立ち止る。しばらく治まっていたから油断していた。痛みに耐え小まめに水を飲みながら頑張っていたら、山頂の岩峰が何時ものピースサイン(写真)で迎えてくれた。
天女山05:55~権現岳09:55 4+00
権現岳10:45~天女山14:00 3+15

修験者の道 Ⅱ

2024/10/06(日)

整備計画が進む黒平から金峰山に至る表参道がクライミング場で話題になった。まだ破線ルートだった13年前の真夏にアコウ平から一度ピストンした。今回はHさん、Tさんと3人で再訪してみた。大弛峠に1台デポし、アコウ平からスタートして荒川まで下る。前回は丸木が渡してあった2m位の川幅は5m位に広がり、靴を脱いで膝下の水位を渡渉する。道に迷った対岸はピンクテープに導かれて問題ない。歩き難かったゴーロの枯れ沢も、右手の樹林帯にピンクテープが続き難なく御室小屋跡に着く。前回は原型があった小屋も今は僅かな基礎に酒の瓶や空き缶だけが残る。小休止して等高線が混んだ急登の修行が始まる。ハシゴを登って岩峰に立つと前方に視界が広がる。片手廻し岩の左に目指す五丈岩は遠い(写真)。途中から雨になりカッパを着る苦行になる。それでも明瞭になった踏み跡とピンクテープでルーファイは格段に簡単になった。その分、修験道としての魅力が少し削がれた気がする。TX
アコウ07:40~五丈岩11:10 3+30
五丈岩11:50~大弛峠14:00 2+05