ひょっこりひょうたん島
2011/11/27(日)
伊豆諸島新島へは平成3年3月3日に友人所有の1700ccファルケで、1+50掛けてフライトしたのが最初で、雲の切れ間に島影を見付けた瞬間に、子供の頃テレビの人気番組だった「ひょっこりひょうたん島」を連想した。
新島は南と北に緑豊かな山を持ち、緩やかな尾根は海面近くで急峻な崖になり海へと落下している。平地は島の中央のくびれに僅かにあり東西に長さ800mの滑走路と村の中心部がある。
気候は温暖で南の島を思わせる情緒があるが、冬から春にかけては北西からの猛烈な季節風に見舞われる日が多く、宮塚山(432m)から吹き降ろす乱流で、調布飛行場から就航している定期便も着陸出来ず引き返す程の厳しさがある。
写真は、新島空港R/W29のライトパターンからファイナルターンした所で、滑走路の手前の高さが30mある崖の下が、ウミガメが産卵に来る白砂の羽状浦海岸でサーファー達の聖地になっている。
今日は正対風で7ktと弱く、白い砂浜と青い海が美しい「ひょっこりひょうたん島」に1年振りに降りることが出来た。
新島は南と北に緑豊かな山を持ち、緩やかな尾根は海面近くで急峻な崖になり海へと落下している。平地は島の中央のくびれに僅かにあり東西に長さ800mの滑走路と村の中心部がある。
気候は温暖で南の島を思わせる情緒があるが、冬から春にかけては北西からの猛烈な季節風に見舞われる日が多く、宮塚山(432m)から吹き降ろす乱流で、調布飛行場から就航している定期便も着陸出来ず引き返す程の厳しさがある。
写真は、新島空港R/W29のライトパターンからファイナルターンした所で、滑走路の手前の高さが30mある崖の下が、ウミガメが産卵に来る白砂の羽状浦海岸でサーファー達の聖地になっている。
今日は正対風で7ktと弱く、白い砂浜と青い海が美しい「ひょっこりひょうたん島」に1年振りに降りることが出来た。
双葉10:25~新島11:25 1+00
新島13:55~双葉14:55 1+00
新島13:55~双葉14:55 1+00
南部町の山 Ⅱ
2011/11/23(水)
南部町の山二座目に選んだ十枚山(1726m)は南アルプスの間ノ岳から延々と連なる静岡県との県境尾根上に位置し、この先30km程で駿河湾に至る。
山梨県側からは国道52線から成島の集落を目指し十枚荘温泉を経て、7km程の林道で登山口に着く。
念のため前日に南部町役場に林道が通れる事を確認して安心していたが、現実は登山口の5km手前で重機をゲートにして閉鎖、仕方なく歩き始めると出会った狩猟の人が徳間に迂回して入れと教えてくれる。
車に戻り登山靴を脱ぎUターン、10日前に登った篠井山入口から台風15号豪雨の爪痕が残る険悪な路を約10km走り、自宅出発から4時間も費やして登山口に着いた。歩きながら考える事にして直ぐに出発する。
スタートから杉林の中の急登に喘ぐが、転げ落ちる程の急な斜面でも真っ直ぐに天に向って伸びる見事な杉の生き様に励まされ頑張る。
しかし、天気予報は15時から降雨、帰りの林道走行も陽のある内に終えたい。
13時、山頂まで1.8km 地点で中止を決める。木々越しに十枚山の稜線と山頂(写真)が見える。車に戻る頃には本降りの雨になった。
何とも不完全燃焼な山行であったが結果はすべて自己責任、それが山だ。
山梨県側からは国道52線から成島の集落を目指し十枚荘温泉を経て、7km程の林道で登山口に着く。
念のため前日に南部町役場に林道が通れる事を確認して安心していたが、現実は登山口の5km手前で重機をゲートにして閉鎖、仕方なく歩き始めると出会った狩猟の人が徳間に迂回して入れと教えてくれる。
車に戻り登山靴を脱ぎUターン、10日前に登った篠井山入口から台風15号豪雨の爪痕が残る険悪な路を約10km走り、自宅出発から4時間も費やして登山口に着いた。歩きながら考える事にして直ぐに出発する。
スタートから杉林の中の急登に喘ぐが、転げ落ちる程の急な斜面でも真っ直ぐに天に向って伸びる見事な杉の生き様に励まされ頑張る。
しかし、天気予報は15時から降雨、帰りの林道走行も陽のある内に終えたい。
13時、山頂まで1.8km 地点で中止を決める。木々越しに十枚山の稜線と山頂(写真)が見える。車に戻る頃には本降りの雨になった。
何とも不完全燃焼な山行であったが結果はすべて自己責任、それが山だ。
林道大洞線口11:15~1.8km 地点13:00 1+45
1.8km 地点13:40~林道大洞線口14:50 1+10
1.8km 地点13:40~林道大洞線口14:50 1+10
長野滑空場
2011/11/21(月)
長距離飛行のコースプランは天候の急変や機体の不具合など不測の事態に対して速やかにダイバート(目的地を変更して代替着陸)できる空港や滑空場を想定しておく。
先月の新潟空港へは霧ヶ峰滑空場・長野滑空場・松本空港を経由地にした。
安全に配慮したコースだが管制圏が設定されている空港は勿論の事で、休日の滑空場はグライダーの活動が盛んでコンタクト(無線通信)なしに空域に進入する事は極めて危険で許されない行為である。
霧ヶ峰滑空場では、10マイル南でトラフィック情報を受けると、11時の方向から同高度で接近する赤いグライダー(ASK-13)を視界に捕らえ回避操作を取った。
同様に許可を得て7000ftで直上を通過した長野滑空場は、写真右上の上信越自動車道-須坂長野東ICから車で5分ほどの距離で、長野市の中心市街地から東方のエムウェーブが目印、千曲川に掛かるアーチ橋(屋島橋)の東岸河川敷に長さ850m(南側450mが舗装) R/W04/22が確認できる。
北端の離陸位置と周辺に数機のグライダーが待機して活発に活動している様子が上空からも伺えた。
先月の新潟空港へは霧ヶ峰滑空場・長野滑空場・松本空港を経由地にした。
安全に配慮したコースだが管制圏が設定されている空港は勿論の事で、休日の滑空場はグライダーの活動が盛んでコンタクト(無線通信)なしに空域に進入する事は極めて危険で許されない行為である。
霧ヶ峰滑空場では、10マイル南でトラフィック情報を受けると、11時の方向から同高度で接近する赤いグライダー(ASK-13)を視界に捕らえ回避操作を取った。
同様に許可を得て7000ftで直上を通過した長野滑空場は、写真右上の上信越自動車道-須坂長野東ICから車で5分ほどの距離で、長野市の中心市街地から東方のエムウェーブが目印、千曲川に掛かるアーチ橋(屋島橋)の東岸河川敷に長さ850m(南側450mが舗装) R/W04/22が確認できる。
北端の離陸位置と周辺に数機のグライダーが待機して活発に活動している様子が上空からも伺えた。
南部町の山
2011/11/13(日)
富士川沿いに静岡に延びる国道52号線を車で2時間、山梨県最南端の南部町の山を初めて訪ねた。
目指す篠井山(1394m)は富士川の西岸にぐんと聳え南北に長い山体は大きく上空には小春日和の青空が広がっている。
国道からさらに40分、徳間の集落を経由して奥山温泉を左に見て直進、荒れた林道は心細く狭まり四駆に切り換えた先の大洞川にかかる橋のたもとに東屋が有り登山口を見つけた。
しばらくは大洞川沿いに右岸、左岸と渡り返し幾つかの見事なナメ滝が見られ、ピークは少し過ぎたが紅葉が残る良く整備された登山道を行く。
しかし暑い、11月の半ばとは思えない気温(今日の南部の最高気温は23℃)に大粒の汗がこぼれる。
快適な道、先行する登山者を追い越し休憩なしで三角点のある南峰に着いた。
頂上は東方面だけが開けていて、雪をかぶった富士山と眼下にとうとうと流れる富士川(写真)を望む。
県内で最も温暖な気候の南部町、調べると静岡県境に良い山が多数ある様だ。
山が遠のく冬場はこの山域で体力の維持に努めようか?
目指す篠井山(1394m)は富士川の西岸にぐんと聳え南北に長い山体は大きく上空には小春日和の青空が広がっている。
国道からさらに40分、徳間の集落を経由して奥山温泉を左に見て直進、荒れた林道は心細く狭まり四駆に切り換えた先の大洞川にかかる橋のたもとに東屋が有り登山口を見つけた。
しばらくは大洞川沿いに右岸、左岸と渡り返し幾つかの見事なナメ滝が見られ、ピークは少し過ぎたが紅葉が残る良く整備された登山道を行く。
しかし暑い、11月の半ばとは思えない気温(今日の南部の最高気温は23℃)に大粒の汗がこぼれる。
快適な道、先行する登山者を追い越し休憩なしで三角点のある南峰に着いた。
頂上は東方面だけが開けていて、雪をかぶった富士山と眼下にとうとうと流れる富士川(写真)を望む。
県内で最も温暖な気候の南部町、調べると静岡県境に良い山が多数ある様だ。
山が遠のく冬場はこの山域で体力の維持に努めようか?
奥山口10:15~篠井山11:55 1+40
篠井山13:20~奥山口14:45 1+25(北峰経由)
篠井山13:20~奥山口14:45 1+25(北峰経由)
マイナスフラップで快調に飛ばす
2011/11/03(木)
晴れの特異日と期待していた 『文化の日』 だったが、日本列島は東西に二つの高気圧に挟まれる形で雲の多い天気になってしまった。
予定していた伊豆諸島は新島で降雨、西の高気圧の縁に当たる日本海側も雨模様で、皮肉な事に今日を境に昨日と明日は高気圧圏内で最高の天気である。
甲府盆地も青空は皆無だが、全天を覆っている雲は 15000ft 以上の高層雲で富士山や南アルプスの稜線ははっきりと見えている。
遠出は諦めて再調整したフラップのチェックを兼ねて静岡空港にフライトしよう。
高曇り特有の静穏な大気の中を富士川沿いに南下、いつもは揺れる県境の山を十分な高度(6000ft)で越えるが機体は微動だにせず完璧にセッティングされたマイナスフラップで快調に飛ばす。
旧清水市からは着陸に向け降下体勢に入り10NMNEで静岡RDOとコンタクト。
隣接する航空自衛隊静浜基地の管制圏に入域しない様に定められた発着経路となるレポーティングポイントの島田市を目指す。
写真は、静岡空港の北2NM高度1700ftから大井川の西岸に広がる牧ノ原台地に横たわる滑走路で長さ2500m、左端は太平洋で正面奥が御前崎になる。
地上は北からの微風なので管制塔からはR/W12の着陸指示が来た。
車なら3時間の所を僅か35分のフライトだった。
予定していた伊豆諸島は新島で降雨、西の高気圧の縁に当たる日本海側も雨模様で、皮肉な事に今日を境に昨日と明日は高気圧圏内で最高の天気である。
甲府盆地も青空は皆無だが、全天を覆っている雲は 15000ft 以上の高層雲で富士山や南アルプスの稜線ははっきりと見えている。
遠出は諦めて再調整したフラップのチェックを兼ねて静岡空港にフライトしよう。
高曇り特有の静穏な大気の中を富士川沿いに南下、いつもは揺れる県境の山を十分な高度(6000ft)で越えるが機体は微動だにせず完璧にセッティングされたマイナスフラップで快調に飛ばす。
旧清水市からは着陸に向け降下体勢に入り10NMNEで静岡RDOとコンタクト。
隣接する航空自衛隊静浜基地の管制圏に入域しない様に定められた発着経路となるレポーティングポイントの島田市を目指す。
写真は、静岡空港の北2NM高度1700ftから大井川の西岸に広がる牧ノ原台地に横たわる滑走路で長さ2500m、左端は太平洋で正面奥が御前崎になる。
地上は北からの微風なので管制塔からはR/W12の着陸指示が来た。
車なら3時間の所を僅か35分のフライトだった。
双葉09:55~静岡10:30 0+35
静岡11:45~双葉12:25 0+40
静岡11:45~双葉12:25 0+40