忘れかけていた山の怖さ
2012/11/25(日)
山の天気ほど不可解なものは無く、山の天気を理解しようとするより先に大切なのは、今の自分が置かれている状況を客観的に見ること。
地上天気図では高気圧の中心で、うららかな小春日和の11月最後の日曜日を予想していたが、静岡との県境1726mの十枚山周辺に青空は無く雪雲と寒風で冬山の様相を呈していた。
晴天を100%信じた故の片道140km、3時間ドライブの末に遅くなってしまった登山口スタートが第一の反省点で、1年前の11月23日に山梨県側から登った時の林道通行止めでタイムロス、日没との時間競争と雨で途中で引き返し頂上を踏めず今度こそはの強い思いが第二の反省点、静岡だから雪はまだ無いとの思い込みから装備を持参しない甘い考えが第三の反省点、忘れかけていた山の怖さと自分の愚かさを知る。
みぞれ混じりの冷たい雨で滑る急坂に時間を費やし、やっと見えた頂上(写真)周囲は雲で視界は皆無、風も吹いて寒く、吹雪にでもなったら瞬く間に道は消え厄介な事態に、休む間もなく同じ道を逃げ帰った。
地上天気図では高気圧の中心で、うららかな小春日和の11月最後の日曜日を予想していたが、静岡との県境1726mの十枚山周辺に青空は無く雪雲と寒風で冬山の様相を呈していた。
晴天を100%信じた故の片道140km、3時間ドライブの末に遅くなってしまった登山口スタートが第一の反省点で、1年前の11月23日に山梨県側から登った時の林道通行止めでタイムロス、日没との時間競争と雨で途中で引き返し頂上を踏めず今度こそはの強い思いが第二の反省点、静岡だから雪はまだ無いとの思い込みから装備を持参しない甘い考えが第三の反省点、忘れかけていた山の怖さと自分の愚かさを知る。
みぞれ混じりの冷たい雨で滑る急坂に時間を費やし、やっと見えた頂上(写真)周囲は雲で視界は皆無、風も吹いて寒く、吹雪にでもなったら瞬く間に道は消え厄介な事態に、休む間もなく同じ道を逃げ帰った。
六郎木10:35~十枚山13:35 3+00(直登コース)
十枚山13:35~六郎木16:10 2+35
十枚山13:35~六郎木16:10 2+35
戦国時代の山城
2012/11/11(日)
土曜日までは安定した晴天が続いていたが日曜日に雨予報になってしまった。
降り始めは14:00頃と予想して大月の岩殿山(634m)に登り、笹子で93年の歴史を持つ、造り酒屋の新酒まつりを覗いた。
岩殿山(城)は戦国時代に甲州の東部地域を支配した小山田氏が築いた出城で、この地形からも納得できる典型的な山城として要害堅固を誇り、関東三名城のひとつとまで言われた。
そんな歴史ロマンが漂う名山も今では東京スカイツリーと同じ高さで話題になっているようだ。
山頂は明るく開放的な雰囲気で晴れていれば霊峰富士が大きく聳えるが、今にも降り出しそうに雲が厚く大月の市街地(写真)も寒々しい。真下の桂川と並行して走る中央自動車道も心なしか車が少ない。
降り始めは14:00頃と予想して大月の岩殿山(634m)に登り、笹子で93年の歴史を持つ、造り酒屋の新酒まつりを覗いた。
岩殿山(城)は戦国時代に甲州の東部地域を支配した小山田氏が築いた出城で、この地形からも納得できる典型的な山城として要害堅固を誇り、関東三名城のひとつとまで言われた。
そんな歴史ロマンが漂う名山も今では東京スカイツリーと同じ高さで話題になっているようだ。
山頂は明るく開放的な雰囲気で晴れていれば霊峰富士が大きく聳えるが、今にも降り出しそうに雲が厚く大月の市街地(写真)も寒々しい。真下の桂川と並行して走る中央自動車道も心なしか車が少ない。
高月橋11:45~岩殿山12:25 0+40
岩殿山13:00~高月橋13:50 0+50(東登山口)
岩殿山13:00~高月橋13:50 0+50(東登山口)
本栖湖と竜ヶ岳
2012/11/03(土)
伊豆諸島方面にフライトする時の最短コースとしていつも通過している本栖湖、その南岸の竜ヶ岳(1485m)はいつも登山者で賑わい、手を振ってくれる姿も確認できる。
最低安全高度を確保するため山頂の東側を迂回して飛行するが、南斜面一帯を覆う笹の緑が美しく一度は登ってみたい山だった。
今日は県内全域が晴天の予報で、紅葉も見頃とあり本栖湖キャンプ場の広大な竜ヶ岳登山者用駐車場は60台ほどのマイカーで溢れ、この山の人気を知る。
駐車場からキャンプ場の中を抜けると登山口があり木段が整備されたジグザグ
道で容易に高度を上げて行く。
しばらくして肩のような地形に出て北に本栖湖(写真)を見下ろす。遠く八ヶ岳方面は晴れて視界が有るが背後の富士山は予報に反して厚い雲の中に隠れ上空にも青空はない。
空路では瞬時に通り過ぎてしまう山だが、歩けば一日がかり端足峠から本栖湖の西岸に降りて湖畔の周遊歩道に入ると、歩く人が居ないのだろう荒廃した道に思いのほか時間が掛かってしまった。
最低安全高度を確保するため山頂の東側を迂回して飛行するが、南斜面一帯を覆う笹の緑が美しく一度は登ってみたい山だった。
今日は県内全域が晴天の予報で、紅葉も見頃とあり本栖湖キャンプ場の広大な竜ヶ岳登山者用駐車場は60台ほどのマイカーで溢れ、この山の人気を知る。
駐車場からキャンプ場の中を抜けると登山口があり木段が整備されたジグザグ
道で容易に高度を上げて行く。
しばらくして肩のような地形に出て北に本栖湖(写真)を見下ろす。遠く八ヶ岳方面は晴れて視界が有るが背後の富士山は予報に反して厚い雲の中に隠れ上空にも青空はない。
空路では瞬時に通り過ぎてしまう山だが、歩けば一日がかり端足峠から本栖湖の西岸に降りて湖畔の周遊歩道に入ると、歩く人が居ないのだろう荒廃した道に思いのほか時間が掛かってしまった。
駐車場09:55~竜ヶ岳11:55 2+00(石仏経由)
竜ヶ岳13:00~駐車場16:00 3+00(端足峠経由)
竜ヶ岳13:00~駐車場16:00 3+00(端足峠経由)