無理なく体力の維持

2016/12/30(金)

12月の繁忙期なのに首から上腕にかけ激痛が走り、会社のすぐ近くにある整骨院に2週間もお世話になってしまった。始めは気絶寸前の痛みに耐える治療だったが、評判通りの診たてのお陰で左腕に多少の痺れが残るまでに回復した。骨には異常はないが筋肉が老化し柔軟性の衰えが原因だと言う先生は、70歳の現在も毎日200回の腕立て伏せなど筋トレを欠かさないと聞き、驚きと同時に自分を情けなく思う。近年は仕事が忙しい事と寒さを理由に春まで冬眠に入り山は登っていない。ラジオ体操だけを唯一の運動として続けているが、負荷がないので筋力は確実に低下してしまう。無理のない程度に山に入り少しでも体力を維持しなければ。今日は西から高気圧が移動して来るが、日本列島は縦じまの等圧線が5本並んだ典型的な冬型の気圧配置にあり県内も終日10m以上の北西風を予想しているので、風の弱い1000m前後の低山を選び、会社の事務所の窓から良く見える芦川村の春日山(1158m)へ新鳥坂トンネルから往復した。春日沢の頭(1235m)から見た南アルプスと甲府盆地(写真)、空の青さは冬特有で澄んだ空気に遠く北アルプスも見えた。
鳥坂口12:55~春日山14:25 1+30
春日山14:40~鳥坂口15:50 1+10

Y君と余裕の山歩き Ⅱ

2016/12/04(日)

来年は共同でテントを購入して笊ヶ岳や笹山に挑戦しようと楽しく話しながら三石山から下ってきた。予報では午後から曇りだったが、青空に変化は無いようだから10月2日と同じパターンで内船に向かい思親山(1031m)に登ることにした。前回は八木沢から登ったが道が単調なので、佐野峠まで車で上がって駐車場に設置されたテーブルで昼食にして最短コースを登る事に決めた。内船寺の裏手から林道に入ると舗装路だが狭くて急勾配の道が続き、突然前方が明るくなり大きな富士山が現れて峠に着く。駐車場には見覚えのある東京ナンバーが1台、三石山で先行していた7名グループの車と思われる。三石山の山頂で色々と言葉を交わしていたので会えば互いに気づくだろう。道は八木沢コースと同じ東海自然歩道で良く整備されているが、意外と辛い階段が連続する。一山越えた所で7名のグループが下ってきて再び言葉を交わした。どうやら三石山と思親山はセットで登る山だと知った。
思親山の山頂直下から、雄大な富士山の裾野が延びた先に霞む駿河湾、奥には伊豆半島(写真)右手下には天子湖が大きく水を湛える。天気は一日持ってくれた。晴れ男のY君に感謝!
佐野峠13:45~思親山14:20 0+35
思親山14:35~佐野峠15:10 0+35

Y君と余裕の山歩き Ⅰ

2016/12/04(日)

山頂にある三つの巨岩を信仰の対象として数百年に渡り守り伝えられてきた三石山(1173m)は身延町の大崩集落から登る。
単独で入山した10月2日には熊が出て逃げ帰ったが、今回はクラブのY君が同行し先行する東京からの7名のグループもあり不安はない。また、前回は下の集落から歩いたが林道終点に4~5台の駐車スペースを確認してあったので、今日は車で上がり30分ほど楽をさせて頂いた。
ほんの2ヶ月前の熊との遭遇ポイントでは改めて恐怖がよみがえり、事無きを得た事が不思議なくらいであった。やがてコースが直角に右折して中間点を過ぎると西方の展望が開け、富士川を挟んで雪景色の南アルプスが甲斐駒から聖まで見渡せる。最高の天気に軽快な道、小さなアップダウンを繰り返してクサリ2本とロープ1本を越えれば山頂まで600mの標識がある。「たまには余裕の山歩きも良いね」とは何時もハードな山歩きが多いY君の感想であった。
三石峠の展望台からナナイタガレの七面山と、中央にハードな山の代表格である笊ヶ岳、眩しい雪山は荒川三山(写真)眼下には身延町の街並みが。
大崩上08:25~三石山10:20 1+55
三石山10:45~大崩上12:15 1+30