太刀岡山

2014/07/21(月)

自宅から車で20分、景勝地として有名な昇仙峡の西部に険しい岩峰が屹立する山(写真)がある。
駐車場から清川を渡り、民家の軒下を通って山に入る珍しい登山口から山頂までの標高差は450m、南西の山腹を急登してハサミ岩のピークに立ち、右に直角に曲がり一直線の尾根が山頂に延びる太刀岡山(1295m)である。
西面は中腹から切り立った絶壁で、クライミングに熱中していた若い頃は地元のゲレンデとして良く通った。
今はフリーが主流だが、当時はアブミを使う人工登攀が流行りで、より困難を求め難易度の高いルートを3時間も掛けて登った。
一般登山道も終始キツイ急勾配で来月31日にはハイキングクラブのメンバーと早朝トレーニングで登る計画で、危険箇所の確認と自身の体力測定を兼ね登ってみた。
駐車場10:45~太刀岡山11:40 0+55
太刀岡山11:50~駐車場12:30 0+40

梅雨の晴れ間に Ⅱ

2014/07/06(日)

停滞する梅雨前線が少しだけ南下して東日本に日差しが射した。
アズマシャクナゲの開花を気にしながら過ごすこの時期、直前まで読めない天気に気を揉む。
少しくらい降られるのは覚悟でね。とY君を誘い太古の原生林で覆われた小川山(2418m)を目指した。
今回は初めての長野県側からのコース、廻目平を基点に小川山に登り県境の尾根を下り八丁平を経由して砂洗川の左岸を下り西股沢の林道へ出る周回コースで、Y君持参の奥秩父1:5万2013版では点線(難路)の表記になっている。
訪れる人の少ない静かな道、巨岩の間縫うようにアップダウンを繰り返し高度を稼ぐと岩峰に出たが周囲の山は雲に隠れて見えない。
眺望はともかく期待したシャクナゲトンネルも花は終わっていた。
諦めて県境尾根をしばらく下った時、暗い森に明かりを灯したように数株のアズマシャクナゲ(写真)が咲き残っていた。
霧が濃くなる中、八丁平に至る尾根はだだっ広く何度もコンパスを確認し、雨季で増水した沢コースの危険などY君には良い経験になっただろう。
廻目平07:55~小川山~2347m峰12:20 4+25
2347m峰13:05~八丁平~廻目平17:00 3+55